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教室作品展・無事に

 
12日夜に、山本文房堂教室から手伝いに来てくれた2人
穂音教室から手伝いに来た3人と私の合計6人で
無事に冷泉荘ギャラリーでの「アトリエ穂音」教室作品展の搬出が終わりました。

沢山の方々に観に来ていただいて
おまけに、とても好評を頂いて、本当に生徒の皆さんの頑張りと協力あってこそだったと思います。

そして、観る側の方 にも、描く側にも楽しんでもらえたのが一番の喜びでした。
この場を借りて皆様にお礼申し上げます。


芳名帳にも感想など書いて頂いたり、直接お話したところでは

観ていてとても楽しかった、ということ と、
日本画が、こんなに綺麗な色がある絵と、思っていなかったというお話や
こんな風に、いろいろな素材に描けるとは思っていなかったというお話が多かったです。


日本画とは水墨画のことだと思っておられる方も、まだまだ多く
水墨画も、今では日本の文化のひとつであるのは確かですが、
もとは中国の文化でもあるといえます。


では日本画とは、なんぞや?と簡単にいいますと
私の考えは
現代、日本画材と呼ばれているものは、
おそらく古代シルクロードからアジアを経て日本に伝わった画材で、
たまたま、日本に残っている古来からあった、その画材を使用した絵画という認識です。


もちろん、時代によって認識も違うと思いますが、
江戸時代からの大和絵の流れをくみつつも、途中、油画(油絵)の影響が入り
本来の特性を失いつつも、それでも残った画材であり
現代の絵画としてこれからも現代の人たちにも、還元されていくもの、という意識で教室を
やっています。
そして、何よりもこの画材が、次の世にも残っていって欲しいと思っています。
なぜならば、私がこの画材を好きであるから。

又、それと同時に、私自身も 現代に生きる作家としての目で、
今に生きている意識で作品制作をしています。



今回、まず日本画がどういうものなのか、知っていただくのには
とてもいい機会だった、と思いました。


来年も、又新しい展開で、おもしろい教室作品のみでない企画展になると思います。
どうぞ又よろしくお願いいたします。






教室展より
上段/山本文房堂教室・生徒作品(素材・麻紙)
下段/アトリエ穂音教室・A初歩・生徒作品(素材・陶紙/今宵堂 )






穂音教室・A初歩・生徒作品(桐箱)







アトリエ穂音教室・A初歩・生徒作品(パルプ紙・カレンダー)
アトリエ穂音教室・B生徒作品(薄美濃紙)
若久教室・A初歩・生徒作品(手漉き和紙はがき)






comments(2)

この記事に対するコメント

展示会、おつかれさまでした!

日本画の楽しさや美しさ、
ブログのお写真からも伝わってきました。

陶紙も素敵に使っていただいて、
このコラボは、本当にうれしいです。
ありがとうございました!
koyoido | 2010/12/15 10:28 PM
今宵堂さんへ

こちらこそですよ。
こんなに楽しい作品展はなかったと、いろいろな方から言葉を頂きました。

なおかつ生徒も楽しんでくれたようで、
私も嬉しかったです。

山本文房堂の生徒達まで
陶紙に描いてみたいと言っていたくらいでした。

生徒の皆さん、仕事があって忙しいのに
本当に一生懸命やってくれました。
私もとても嬉しかったです。
miwo | 2010/12/17 2:37 AM
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