京都でのこと、展覧会初日の夜、
4月に企画展をしていただいた丸太町のギャラリー「ぱるあーと」さんからのお誘いで、
お友達のお店へご一緒することになっていました。
「ぱるあーと」さんのお友達である店長さんは、たまたまお休みの日で、鴨川をどりを3人で観ることに。
舞妓さんに点ててもらうお抹茶に、青磁のお皿に載せた上誉饅頭、
古風な歌舞練場のベランダからは、眼下を鴨川が流れ、向かい岸には新緑の桜の木々と柳が風に揺れ、舞台では芸妓さんの長唄、お囃子、踊り、舞妓さんの舞と、女性だけの歌舞伎といった様。
初めての経験で、とても雅で風流なことでした。
そのあとは3人で
店長さんのお店の姉妹店だということで、先斗町の「よし奈」という川床のある創作料理の店へ。
昔のお茶屋さんの町屋をそのまま利用していて2階の部屋の風情はとても情緒がありました。
創作料理も美味しく幸せな時間を持つことが出来
おかげで、久方ぶりに、いかにも京都らしい場所で旅行気分に浸れました。
私は、熊本市の水前寺公園近くにある「九州音楽幼稚園」に通園していたのですが、
全国音楽祭が京都で開催され、京都に幼稚園から演奏旅行へ行きました。
(担当はハーモニカ)
演奏会が終わったあと、皆と一緒に先生や保護者と歩いたのが先斗町で、
うすくらい細い路地に舞妓さんの歩く後ろ姿にだらりの帯を見て、その美しい帯をもっとみたいあまり夢中であとを付いて行ったのを覚えています。
一瞬いなくなり、一人で又戻ってきたらしいのですが、その間、母はとても肝をひやひやさせたそうです。
そんな思い出もあって
先斗町あたりは、幼いときの京都に対して最初の印象がある場所で、学生時代も良く好んで昼間に歩いていたものでした。
2件目に、店長さんのいつもいらっしゃる本店の「浜町」
http://hamachodesu.com/aboutus/へ
ここも、とても美味しかったので、知人や生徒が来たときに愛用したいと思います。
貴重で素敵な時間をくれたお二人には、大変感謝しました。
鴨川をどりの頂き物/青磁のお皿とサイン入りのてぬぐい
手ぬぐいは、終わりに舞台から芸妓さんや舞妓さんが投げてくれるのですが、
幸運なことに、私の左手にきましたー。